“女性だから見た目重視”はNG!医療用ウィッグ

女性用医療用ウィッグの最新事情!

女性用医療用ウィッグの選び方のポイント!

女性は“高額でブランドものだから”という魔法に弱い

「女性は男性にくらべて、社会復帰が早い傾向にあります。割り切りや行動が早いからでしょうね。あなたのように意志の強い方なら大丈夫でしょう。

しかしあまり無理をせず、リハビリのペースは守ってくださいね」。そんなことを担当の医師から言われて余計に頑張らなくてはと力が入ったのか、私はさっそく医療用も売っているというウィッグサロンに行って専用のウィッグを購入。

18万円という高額でしたが、毛髪は総手植えで毛並みのできがよく、つむじの仕上がりにも違和感がまったくないほど素晴らしいものでした。何より有名ブランドという安心感が大きかったです。

療法士の先生からプランを聞いていましたが、勤務先の会社では、私のチームのビッグプロジェクトが始動中で、「早く現場復帰しないと」という強い思いにも駆られていました。

先生のプランに加えて、午前中の涼しい時間には、自宅周辺の散歩を日課に取り入れ、家の中では高価なウィッグをかぶったまま軽いストレッチも。会社に復帰したときの小走りや膝の屈伸にウィッグがどれだけ耐えられるか、また自分がウィッグに慣れておくためにとそうしていました。

ケガをして初めてわかった医療用ウィッグの選び方

ところがそうした日常を送っているうちに首筋がおかしくなっていることに気づき、寝違えだろうと1週間ほどをやり過ごしていました。そのころさらに気づいたのは、ウィッグの中が汗で湿った状態になっていて、陰干ししても悪臭が除去されない状態になっている点でした。

それでも軽いスクワットと散歩は継続。その日は朝から蒸し暑い気候でしたが、リハビリを中止するほどの理由は無かったのです。しかし日常通っている何でもない散歩道のちょっとした段差につまずき、ズレたウィッグを無意識に片手で押えた瞬間に転倒。

左膝の半月板を骨折してしまうという大事故になってしまいました。結局、職場復帰は大幅に遅れ、職場に出られたときは、まだ闘病中の身+松葉杖という無様な状態でした。医療用ウィッグをこれから購入しようという段階のみなさん、医療用のウィッグは見た目だけではダメです。

むしろ中身の機能性を重視して、最低限、「蒸れない、ズレない、ピッタリする、悪臭が残らない」など、専用のウィッグとしての条件を満たしたものを選びましょう。「ブランドで買わない、機能で買う」というのが、私の教訓的選択法になりました。

同じ境遇の女性に伝えたいメッセージ&教訓

  • 医療用ウィッグを見た目で選んでしまったら、私のような大事故につながることさえあります。
  • あのとき、ウィッグが蒸れて汗でズレなかったらとウィッグのせいにしても、ケガをした体は元に戻ってくれません。
  • 高いウィッグやブランドもののウィッグが高品質・高機能とは限りません。専門性の高い技術をもったショップであることを訪問前に確認しましょう。
  • ウィッグは軽さとフィット性が重要です。私が首筋を痛めたのは、寝違えではなく、ウィッグの重量でした。
  • 髪の部分の仕上がりが良すぎると、逆にウィッグであることがバレてしまいます。つむじの出来は大事でも、髪の状態には目を奪われないように。