この医療用ウィッグで味わったフィット感と軽さは本物!
私はアンベリールのシルフィという医療用ウィッグに、昨年の抗がん剤治療から買い替えましたが、これが初めて被った製品とは思えないほどの着け心地と機能性だったので、読者のみなさんにおすすめの寄稿をすることにしました。
ちなみに私は、それまでに3回の抗がん剤治療を受け、シルフィは4回目の治療のときに買い替えました。
治療ごとに違ったメーカーの新しいウィッグを着けたことになります。ですから“他社経験の数”という点では、意見を聞いていただきやすい、信じていただけると思います。
私が治療の度に医療用ウィッグを買い替えて使うのは、衛生面であり、洗剤で正しく洗ってもヌケきれない汗臭さ、ウィッグ特有の臭いが嫌だったからで、新しいウィッグに帰ることで、かろうじてその回の治療期間だけは乗り切ることができたからです。
治療と脱毛の辛さに立ち向かうとき、古い汗臭いウィッグを被るのは、それだけで心が萎えてしまいます。
極薄ネットや総手植え製は、“乗り越える女性”の味方!
シルフィが素晴らしいのは、お話ししたように第1にフィット感と軽さ、何の調整もしていないのに、載せただけで頭にピタッと沿うような感覚があり、アジャスターで調整すると、自分の頭と一体化して着けている感覚が薄らぐほどです。
また軽さは業界最軽量と宣伝しているだけあって、重さといったものはまったく感じません。それまでのウィッグは大げさに言うと“ヘルメットを被る感覚”と良く似ていました。シルフィは全体がネット構造でシリコンを使っていないので、そのような軽さになります。
私はこのフィット感と軽さにまず感激しました。そして第2にすごいと思ったのは、極薄ネットで総手植え製、高級耐熱毛という点でした。
私が試着して購入したのは、3つあるシルフィの中の「スタンダードタイプ」というものでしたが、下地にシリコンを使わず極薄のネットを使っているため、頭頂部に白いシリコンがあらわになって“ウィッグまるわかり”の状態になることがありません。
総手植え製なので、つむじの部分も髪の流れもとても自然です。シルフィのホームページによると、この総手植えという作業は、機械で行うのにくらべて3倍以上の手間と時間がかかるのだそうです。
作り手のプロではないので細かいことはホームページを使ってお話しするしかありませんが、私は、医療用ウィッグのリピーターとしては立派なプロの立場にあります。“使い手のプロ”として、女性でなければわからないフィット感の心地良さや軽さ、そして自然な感じなど、これらは何にも代えがたい強い味方になってくれるものです。ぜひ皆さんもお試しになってみてください。
- 女性だからこそ気になる“髪の感覚が極めて自然に近い”ので、「ウィッグだとわかってしまったらどうしよう」という不安から解放される。
- 軽くて柔らかくて着け心地が抜群にいいので、寝るとき以外は無意識に着けたままになることが多い。
いくつになっても、どんなになっても美しい女性でありたいという思いを、シルフィが支えてくれている。大きな壁を乗り越える力になっている。