ネガティブな発想で、医療用ウィッグの本質を見抜く
ポジティブシンキングというキーワードが一時期に流行しましたが、それだけでは問題が解決していかない場合もあります。
医療用ウィッグがそうです。広告は、ウソはついていないと思いますが、都合の悪いことは言わないまま仕舞ってあります。「言わなければウソにはならない、だから仕舞っておく」という理屈だと思います。
それならばネガティブシンキング、ネガティブな見方を使って、その“言わずに仕舞い込まれてあるモノ”を白日のもとに引きずりだす、そういう発想も必要になります。
女性だかからこそデキルこと
- 女性は、人の性格や嘘を見抜くのが上手誠実か不誠実か
- サービスの不十分さを発見したり指摘したりするのも女性が圧倒的対応・接客
- 製品について苦情を言うのも嫌ではない、ためらわない安全性・有効性
たとえば家電などは使い勝手ですぐに便利度合いがわかりますが、医療用ウィッグとなるとどうでしょうか。
価格1つとってもそれが妥当なのかは非常にわかりにくいものですし、人工毛だとか手植えなどと表記してあっても、それが真実かどうかはわかりません。そうだと言われれば、それを信じるしかないのです。
それがメーカーの信頼性ということになるのでしょうが、性善説で信用し切るだけでは、ウィッグなどわかりにくいものの場合、とくに大きな後悔を背負込むことがあります。
女性的視点で4つの側面を疑ってみれば見抜ける
そこで思考を製品にあてはめてもう少し整理してみましょう。製品には4つの側面があります。
この4つの側面を、ウィッグのメーカーに問い合わせをしたとき、順番に聞いていけばわかります。
あるいは買おうと思っているホームページに行った時も、そのホームページに4つの側面がきちんと表記されていて、説明が細かく納得のいくものかどうかをチェックすればほぼ間違いありません。
【モノの本質を見抜くときの4つの側面】
- 価格的側面
- 機能的側面
- 品質的側面
- サービス的側面
製品の総合評価
気をつけるべきことは、それぞれ具体的な理由や経緯が書かれているかです。問い合わせをした時も、製品知識のない受付係のような人ではなく、きちんと説明できる人に代わってもらって聞き出しましょう。
私は癌を発症して休職するまでの間、広告代理店で広告マーケティングの仕事をしておりました。その関係でモノの見方や分析には慣れていますが、上記のような4要件なら、誰でもチェックのベースにできます。女性の意識や関心が高ければ、世の中のあらゆるモノの品質やサービスは向上すると私は信じています。
みなさんも時には意地悪な女になって、製品を裏から斜めから眺めてみてください。