“機能も美も進化”。女性の社会復帰と医療用ウィッグ

女性用医療用ウィッグの最新事情!

女性用医療用ウィッグの選び方のポイント!

自然淘汰の中で女性の支持を獲得。生き残った医療用ウィッグメーカー

普通のウィッグの選び方には制限がなくて好き放題に選べばいい、服を選ぶのと同じように、直感で選択しても問題はない。むしろ、これまでとは180度違う新しいコーディネートが叶うならそれもいい。

しかし医療用ウィッグの選択は、“美しい”とか“自然な髪”とか、“有名ブランドだから”という理由だけで選んではいけないというのが、今日ここに寄稿させていただいた私なりの体験上の意見です。

また脱毛に悩んでいる患者さんの中には、「医療用ウィッグは、機能面は充実していても、美しい仕上がりや髪の毛(人毛)に対する出来はレベルが低い」というような意見も多くあります。

それはホントでしょうか?かつてのウィッグには、たしかにそのような傾向がありましたが、現在ではそのような偏った医療用ウィッグを作るメーカーがほとんどなくなりました。その理由は以下の通りです。

医療用ウィッグを進化させた3つのポイント

  • 機械で植毛する大量生産型の安価な医療用ウィッグが、市場ではほとんど受け入れられなくなった。自然淘汰がすすんだ。
  • 大量生産型のウィッグはつむじの形が不自然で、「着けているとウィッグだということがバレてしまう」という女性からの不満が多く寄せられている。
  • 脱毛のためのウィッグ利用者数が増加して、メーカー間の開発競争が激しくなり、結果として、仕上がりの良さと機能面の両方が向上した。

形勢を逆転させ、女性専用の医療用ウィッグが高評価

もはや医療用ウィッグをダメだとか美しくないと、特別視する必要はなくなったという感じさえするのが今日の最新事情です。たとえば人工毛1つをとってみても、髪の色は1色・2色ではなく、6色以上の異なる色を混合。

人毛は熱に弱く、いちど傷んでしまうとメンテナンスで修復するのは不可能ですが、これを人毛と人工毛のミックス毛とすることで、強度がありメンテナンスも可能に。自然に近い髪の状態にまで高めています。

また、手間のかかる総手植え作業によって、つむじの形をごく自然な形にまで精巧に再現し、着けていることがわからないまでに進化させています。これによって、スグにバレてしまうという女性の悩みは解消されています。

医療用ウィッグのメーカーが品質や性能の向上に力を入れている理由は、“円滑な女性の社会復帰、日常生活の取り戻しを支援すること”に。その意味でもバレないウィッグを作ることが命題にもなっているのです。

医療用ウィッグが評価される3つのポイント

  • コスパがすすみ、高品質でも店舗商品の3分の1の価格など、とくに通販主体の医療用ウィッグメーカーの評価・認知度が高まった。
  • 仕上がりの美しさと機能面・性能面での充実が支持され、リハビリに着用する女性が増加。その使用感などが口コミなどで広がった。
  • 医療用ウィッグの進化とともに、患者さんの外出機会が増え、実際に社会復帰のスピードが早まっている。医療機関でも奨励しはじめた。