医療用ウィッグへのこだわりは、女性だから強い

女性用医療用ウィッグの最新事情!

女性用医療用ウィッグの選び方のポイント!

ただ隠せればいいのなら医療用ウィッグなんて不要

薄毛対策でウィッグを着けている男性タレントがテレビなどで話題になりますが、私が知っている男性に言わせると、「男のウィッグに対してのこだわりは、一般人であれば薄毛が隠れたらそれでいいという程度」だと話しています。

つむじが自然だとか、髪の毛の質がいいとかは二の次で、「ウィッグだと見破られなければ十分だ」と言うのです。テレビに出ることを職業にしているタレントさんと一般人とではこだわりも違うでしょうが、“女性と男性ではウィッグに対するこだわりの深さがまるで違う”というのは確かなようです。

まして普通のウィッグではなく医療用ウィッグとなれば、女性の場合、なおさら神経質になります。もともと抗がん剤治療で脱毛して、髪の毛を失った状態ですから、開き直るなら医療用ウィッグなんて購入しようと思わないはずです。それをニット帽やバンダナ、一般のウィッグなどで間に合わせるのをやめ、わざわざ医療用を選択する理由には、“女性としての社会復帰への強い思いがあるから”です。女性の社会復帰には、当然として勤務先への復帰もありますが、地域・お隣近所、子どもの学校関係への復帰などがあります。

男性と違って「抗がん剤治療でハゲちゃいました」と、豪快に笑って済ませられない事情がそこにはあります。違和感のあるウィッグをしていたら、それだけでご近所の噂になります。PTAの会合に行けば、子どもにまで影響が及ぶような陰口を叩かれることもあります。

女性の実社会のリアルな口コミ・井戸端会議は、ネット上の口コミの比ではないほど凄まじい拡散パワーをもっています。そういう事態を未然に防ぎ、子どもや自分や家族を守る役割が医療用ウィッグにはあります。

女性用の医療用専門の会社ならではの自信が製品に

私とほぼ同じ生活環境で、抗がん剤治療から医療用ウィッグが必要になったママ友がいます。旦那さんに医療用をネットで探してくれと頼んだら、「いちばん安かったからコレでどうだ。じゅうぶん間に合うだろう」と、プリントアウトした資料を病室に持ってきたそうです。

それで私にSOSの連絡が入りました。女性の感覚や感性がまるでわかっていない旦那さんに代わって私が選んだのは、アンベリールという会社から販売されている「シルフィ」というブランド名の医療用ウィッグです。

もっとも気に入った点は、通販なのに自宅や病室で試着ができて、髪の毛のカットやウェーブなどアレンジが自由ということ、しかも気に入らなければ返品自由で、返送料も試着料も無料というシステムです。

自社製品に自信があるんだなという印象を強く受けました。次に、シリコンではないネット構造でウィッグ自体の軽さは通常の3分の1、他社製品より幅の広い通気ネット、脱毛状態に合わせて頭にフィットさせられる調整機能、ズレの防止、通気性がいいから衛生的で手入れも楽など、機能面での工夫がすごかったことです。

アンベリールという会社は医療用専門につくっている会社で、腕に自信のある職人さんが、植毛や自然にみえるつむじの状態などを手作りで仕上げているそうです。本人に代わって代理で電話させてもらいましたが、電話口に出た担当の女性も抗がん剤治療による脱毛の経験者だそうです。

男性の毛の生え方と女性とでは毛の生え方も異なり、手植えの技術というのは長年のキャリアがないと簡単にはできないと言っていました。私の自宅に届いたシルフィを病室にもって行ったときの、彼女の喜びようで、私の選択で良かったんだと安堵しました。これからこのウィッグを着けて社会復帰の準備だそうです。